Art of Die高校ぐらいのとき、僕は授業も聞かないで地図帳ばかり見ていた。旅行には興味はないけど地図は好きだった。「旅行に行こうよ」誰かが訊いた。「もう十分だよ」僕が言う。申し訳ないと思う。若かったんだ。